第13回 『リアルラブ』 東京都渋谷区の結婚相談所

2019年08月09日




つい前に出てしまう性格の佐恵子さんと控えめな博和さん。お似合いの夫婦だ


本当の相談にのってくれる結婚相談所を作りたい


 相談とは、悩みを抱えた人が解決を求めて信頼できる人に話を聞いてもらう行為を指すのだと思う。言葉にしているうちに自分の気持ちを客観視できて、解決策が自ずと見つかることもある。

ならば、結婚「相談」所を掲げる会社や個人が第一にやるべきは、結婚したいのにできていない人の話をじっくり聞くことだ。それをやらずに相手候補を次々と紹介するのは「結婚相談所」というよりは「結婚情報サービス」に近い。

「私自身、結婚したいと思った30代後半で3つの結婚相談所を体験しました。でも、ちゃんと相談にのってくれないのです。私の話を聞かずに『あなたにはこういう相手がいいんじゃないの?』とお見合い相手を紹介し、お見合いして断られると『あら、ダメだったの。じゃ、次はこの人に会ってみたら』の繰り返し。私は結婚の相性は自分で作っていくことができると思っています。相性がわかるためには、まずは自分自身を知ることだと思うんです。その人がどんな人なのか、どのような生き方をしたいのかを明確にしていくことこそが、『本当の相談』です。だから、私が結婚できたあかつきには本当の相談にのってくれる結婚相談所を作りたいと思いました」

 前のめりで一気に話してくれるのは、「結婚相談所&婚活カウンセリングのリアルラブ」を運営する湯田佐恵子さん。とにかく頭と舌の回転が速く、マイペースな筆者はやや圧倒されてしまった。ただし、その傍らには筆者以上にマイペースそうな旦那様の博和さんがニコニコしながら座っているので息苦しくはならない。夫婦漫才のような絶妙のコンビなのだろう。

 筆者はバツイチの既婚者だが、離婚して独身のままという想定で30分間の体験カウンセリングを受けさせてもらった。佐恵子さんは次々と質問し、心理学や性格学の知見を活かして筆者がどのようなタイプなのかを明らかにしてくれる。

佐恵子さんによれば、筆者は「他人のいいところを観察してモデリングする(取り入れる)ことが得意で、失敗しても結果が出るまで努力するタイプ」らしい。僕は他人の影響を受けやすいけれど向上心はある、と自分でも密かに思っていたので嬉しくなった。そのままでいいのだと励ましてもらった気もした。


自分の生き方を定めればベストパートナーが見えてくる


「仕事や人間関係の相談にものるのが当社の特徴です。昇進できない悩みを抱えている男性の会員さんがいたことがあります。競争心が強いのはいいのですが、誉められることばかり求めているようでした。他人を誉めることを意識したらさらに良くなると助言したところ、昇進もして、結婚することもできました。仕事はパートナーシップにも大きく影響するので、結婚相談所でも避けて通れません。自分の生き方や働き方がグラグラしていたら、結婚生活もミスマッチに終わってしまいます」

 佐恵子さん自身、若い頃は「グラグラ」していたと明かす。20代は劇団の研究生として地方巡業などに明け暮れていた。しかし、「役者は自分の言葉ではしゃべれない」という思いを抱えながら腰が定まらなかったと佐恵子さんは振り返る。その後、専門学校のガイダンスを企画・運営する会社に就職。司会もこなすなど活躍をしていたが、「協調性がないため」に出世できなかった。

上述のように婚活にも苦労し、自分のように押し出しのいい女性を認めてくれるのは誰なのかを真剣に考えた。やがて思い出したのが、劇団仲間だった穏やかな博和さん。約20年ぶりに再会して41歳で結婚。すぐに子どもができた。生き方が定まったからこそ、ベストなパートナーと家庭に恵まれたのだろう。佐恵子さんはその経験を少しでも多くの人に伝えて、自分なりの生き方を定めて幸せになる手伝いをしたいのだ。





心理学や性格学の知見を生かした本格的なカウンセリングとセラピーがリアルラブの強み


月2回の無料カウンセリング。毎日が結婚相談!


「妊娠をきっかけに会社を辞めました。夫が『オレの給料で食わしてやる!』なんて言ってくれたからです。でも、全然食えなかった(笑)。出産と同時に開業して今に至ります。最初は会員さんゼロだったので、夫の友だちに会員になってもらって助けてもらいました。ビラ配りアルバイトをして勤務証明書をもらって息子の保育園を確保しつつ、自社のビラもついでに配ったこともあります」

 佐恵子さんは頭がいいだけでなく、なりふり構わず突進する実行力もあるのだ。まさに自営業向きの人物である。

「この人は転んでもただでは起きない女性なんです」

 人の良さそうな笑みを浮かべる博和さん。パワフルな妻を頼もしく感じているのだろう。長年勤務した会社を定年退職後、佐恵子さんの結婚相談所を「癒し担当」として手伝っている。

 佐恵子さんと博和さんはいつも忙しい。会員は月2回の無料カウンセリングを受けることができ、その予約でどの日も予定が埋まっているからだ。今日も2人は会員の相談に本気でのっていることだろう。

(取材日:2019年7月29日)




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