第38回 『ナースのとも 良縁』 東京都渋谷区の結婚相談所

2020年12月17日




看護師だけでなく医療関係者の結婚事情を知り尽くしている横山さん。世話焼き気質の頼れる女性だ


困難を一緒に乗り越える人こそパートナーにふさわしい


 コロナ禍が続く現在、医療関係者の苦労は計り知れない。せめて家庭生活は健康で穏やかなものであってほしい。大阪の「婚活ハナコとタロウhttps://konkatuyama.com/1/52/article」に続き、特に看護師に特化した結婚相談所がこんかつ山に登録してくれた。やはり看護師資格を持つ横山英理子さんがメインカウンセラーを務める「ナースのとも良縁」(東京)だ。

「コロナ禍での入会者はむしろ増えています。この夏は休みなしで面談をしていました。このような状況だからこそ、お互いの価値観が見えやすいのだと思います。この先、新たな感染症が出てくるかもしれません。困難な状況を一緒に乗り越えてくれる人こそ、人生のパートナーにふさわしいのです」

 確信に満ちた口調で語ってくれる横山さん。自分自身が婚活で10年間も苦労した経験がある。現在は9歳年下の夫と2人の女の子を育てる日々だ。とにかく優しく仕事にも理解がある夫なので、横山さんは会員から何時に電話がかかってきても気にせず働き続けている。とにかく仕事好きで世話焼き気質の人なのだ。




看護師としての基本スキルは婚活に大いに役立つ


「会員さんとは週に1回は連絡を取り合っています。お見合いの前後はもちろん、デートの服や場所の相談にものっています。時間があるときは一緒に洋服を買いに行ったり。細かくサポートしています」

 ここまでは他の良心的な結婚相談所と大きな違いはない。横山さんおよびナースのとも良縁には独自の「必殺技」がある。看護師としてのスキルを婚活にフル活用するアドバイスだ。

 横山さんによれば、看護師はもともと「人が好き。誰かのために役立ちたい」という気持ちが強い人たちだ。そのベースに加えて、学生時代から傾聴力や寄り添う力を鍛えられ続けている。

「自分が若くても壮年期以上の患者さんの対応をすることが普通です。人生の先輩に初対面からいかに信頼してもらえるかが勝負です。入院されたときは、まずアネムネといわれる情報収集を行います。普段の生活様式から趣味嗜好に至るまでをきっちり聞き取って、医師が医療判断を下せるようにするのです。何かに似ていると思いませんか?」

 それはお見合いである。相手のプロフィールに沿って、様々な情報収集を重ねて、その先に進めるか否かの判断材料を揃えなければならない。

「お見合いが緊張するという会員さんには、『患者さんだと思って行っておいで』と声をかけてあげます。みなさん『なんだ~。そうか!』と明るい顔に。カルテの基本情報欄である1号用紙を埋めると思ってインタビューするのなら、彼女たちは慣れているのです」




医師との結婚を熱望する女性にも対応。その特殊な世界


 もちろん、上から目線の尋問にはならない。病院で優しく熱心な看護師さんに話しかけられることを思い出してほしい。こちらに共感しながら、辛抱強く柔らかな笑顔でいろいろ聞いてくれる。嬉しくない人はいないだろう。

「男性は特に承認欲求が強いものです。自分の話をちゃんと受けとめて、適切な返しをしてくれる女性を求めています」

 看護師たちはそのスキルを訓練で身に着けているのだ。婚活および結婚生活でも大いに活用するべきなのだ。ちなみに「ナースのとも良縁」では、医師との結婚を望む人たちも受け入れている。その際は、働き方が看護師以上に不規則な医師に対して徹底的に寄り添う姿勢が必要だと説く。

「私も若い頃は医者と付き合っていたので、当たり前のようにやっていたことが世間とは違っていました。『土日に会えるかもしれないけれど何時に手術が終わるかわからない』と言われたら、普通の女性は振られたと思ってがっかりしますよね。私は『会えるかもしれないんだ!』と喜んで、週末の予定をすべて空けて、連絡が来たら30分以内に駆け付けられるように待機していました。医者と結婚した女性にインタビューするとこんなことは序の口です」

 なかなか強烈な話であるが、「どうしても医者と結婚したい」という人には必要な覚悟なのかもしれない。詳しく知りたい人は横山さんの無料カウンセリングを受けてみてほしい。






ナースのとも良縁の親会社であるMRTグループの柳川さんが書き下ろした新刊。横山さんを主人公にして、看護師の成婚ノウハウを赤裸々に語っている


私が絶対に守る! コロナ病棟の看護師3人が成婚


 最後に美談を。後輩看護師たちの婚活を徹底支援している横山さんは最近、コロナ病棟配属の看護師たち3人を結婚へと導いた。

「こんな状況だからこそ結婚したい、と決めてくれた子たちです。私が絶対に守る!と思いました。お見合い相手は慎重に選び、オンラインでのお見合いの他、ソーシャルディスタンスが取れるデート場所などもチェック。万が一にも相手から暴言を吐かれたりしたら私が身を張って守るつもりでした」

 カウンセラーにこのような気合があれば、会員も安心して前を向けるだろう。コロナ病棟で働く人たちが幸せな結婚ができることの社会的意義は計り知れない。

 婚活は就活と同じぐらい孤独や絶望との戦いでもある。仕事で過酷な現場にいる人は二重苦とも言っていい。だからこそ、その傍らには横山さんのような人がいてあげてほしい。

(取材日:2020年12月4日)




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