第6回 結婚相談所での「成婚」とはどんな意味?

2019年06月28日


 わたしたちは、結婚について話題にするとき、「彼らは結婚した」あるいは「入籍した」、「婚約した」といった言い方をふつうはします。ところが、結婚相談所のパンフレットやホームページを見ていると、「二人が成婚した場合」といったように「成婚」という言い方が必ずされていることに気づきます。結婚相談所では、いったいこの「成婚」をどんな意味で使っているのでしょうか。以下で、それについて簡単にお伝えします。


※ここでは、結婚アドバイザー(仲人)が介在する「仲人世話焼きタイプ」の結婚相談所を想定して話をすすめていきます。

結婚相談所の3つのタイプとは?




目次

1.結婚相談所が使う「成婚」の意味には、二種類ある

2.「成婚」の意味の違いによるメリット・デメリット

3.まとめ





結婚相談所が使う「成婚」の意味には、二種類ある


 じつは、結婚相談所が使う「成婚」の意味には、二種類あります。


A.お互いの結婚の意思を確認できたとき

B.プロポーズをしてお互いが結婚の約束をしたとき


Aの「お互いの結婚の意思を確認できたとき」。これは、プロポーズをする前に、お互いに結婚に向かって前向きに進められると意思を決めた段階を、「成婚」とみなします。この段階で「成婚」とみなし、「成婚退会」をすることになります。


一方でBの「プロポーズをしてお互いが結婚の約束をしたとき」ですが、これは「成婚」≒「婚約」となり、「婚約」とほぼ同じ意味になります。プロポーズの後に両親への挨拶を済ませ、その後、結婚相談所を「成婚退会」となります。


「そもそも『婚約』ってなんだろう?」と、あなたは思われたかもしれません。「婚約」には、形式がありません。一般的にはプロポーズから始まり、その後に続く結納や婚約指輪の贈呈など一連のイベントや儀式を意味します。そして、「入籍」(婚姻届の提出)によって「婚約」期間が終わります。


AとBどちらを「成婚」の定義とするかは、結婚相談所によります。気になる結婚相談所があれば、前もって確認してみるのがよいでしょう。結婚相談所側が二人の事情を考慮したり、融通をきかせたいと考えていれば、Aの「意識の確認」で成婚となるでしょうし、より確実に結婚まで手助けしたいと考えていれば、Bの「プロポーズ」を成婚とみなすことになるでしょう。




「成婚」の意味の違いによるメリット・デメリット


 上記の「成婚」の意味A,Bそれぞれのメリット、デメリットについてです。


A.お互いの結婚の意思を確認できたとき


結婚の意思は、お互い確認した。でも、結婚はお互いの事情でもう少し先にしたい。こんな場合には、Aの「お互いの結婚の意思を確認できたとき」は、都合がよさそうです。「成婚退会」後は、自由に交際できますし、結婚相談所へ支払う月会費などの費用も発生しません。


その代わり、デメリットもあります。もし破談になり、再び結婚相談所へ入会となった場合には、また入会金などの初期費用が発生します。また、結婚までのサポートも受けられなくなります。



B.プロポーズをしてお互いが結婚の約束をしたとき


「プロポーズが終わり、互いの両親へのあいさつも終わった。結婚アドバイザー(仲人)が、ここまでいろいろサポートしてくれたのはとても大きかった。」このようにして婚活を終えることができるのは、婚活者にとってはベストな結果です。このように「成婚」の意味がBの「プロポーズをしてお互いが結婚の約束をしたとき」の場合、アドバイザーのサポートを最後まで受けられるのはとても大きなメリットです。また、仮に途中で破談になったとしても、その結婚相談所で活動を再び始めることもできます。つまり、再入会ではないので、改めて入会金などを支払う必要もないのです。


一方で、結婚を急がずじっくりすすめたい二人には、これはデメリットになりそうです。交際期間中はずっと月会費がかかることになります。また、相談所側としては早くプロポーズへとゴールを急がせますが、このような二人にはそれが重荷になり、双方で摩擦が起きやすくなります。






●まとめ


 結婚相談所を決める際のひとつの考え方ですが、もしあなたができるだけ短い期間で結婚したいと考えているなら、Bの「プロポーズで成婚」のほうが向いているでしょう。むしろ、このしくみを積極的に活用すべきです。反対に、あわてたくないと考えているなら、Aの「結婚の意思で成婚」のほうが、しっくりくるでしょう。




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こんかつ山 編集部