第5回 『ひまわり』 埼玉県川口市の結婚相談所

2019年03月21日


 飛び込み営業で入った先の結婚相談所をなぜか引き継ぐことになった男性がいる。2017年3月までは京都にある食品関連会社で営業マンを21年間もしていた城畑久弘さんだ。製薬会社に勤める妻の転勤で東京都北区に引っ越すことになり、家庭を守るために自分は会社を退職。結婚相談所への転職もしくは独立を視野に入れて、婚活関連ビジネスのセミナーに通っていた。

「営業マン時代からいろんな人を引き合わせるのが好きで、そのうち6組は結婚しました。これは仕事にできるかもしれないと思ったのです」


第4回 『ラ・ペーシュ』 東京都の結婚相談所

2019年03月20日


 この文章を書いている時点で結婚相談所の開設準備中の女性がいる。「ラ・ペーシュ」という屋号で、東京都内で開業予定の田上千乃(ゆきの)さんだ。

「2019年1月23日からスタートします。思い切って初期投資もしました。もしかすると後悔するかもしれませんが、やらないで後悔するよりはいいと思っています!」

 並々ならぬ決意を語ってくれる田上さん。数年前に結婚して子育て中の身でもある。なぜ結婚相談所を開こうと思ったのだろうか。

「図々しく言うと、お節介な私に向いていそうだと思ったからです」

 田上さんには国家資格がある本業がある。顧客からは「先生」と呼ばれる職業だ。しかし、田上さんはきさくに接しているため、仕事中に顧客から恋愛相談を受けることが多い。それが好評なのだ。

「そういう考え方があるんですね。元気が出ました」

「(長期案件が終わって)これで先生と話せなくなると寂しいんだよね」

 こんな感想を言ってもらうたびに、田上さんは「プライベートではない距離感でアドバイスする」ことの有効性を感じている。


第3回 『Repre(リプレ)』 東京都新宿区の結婚相談所

2019年03月19日


 一人で450名(取材時)もの会員を抱えている男性がいる。東京・西新宿にて結婚相談所「Repre(リプレ)」を運営する村木大介さんだ。すぐに疑問がわく。そんなに大勢の会員を一人でお世話できているのだろうか?

「よく質問されることです。誤解を恐れずに言いますが、僕は好きな人のお世話しかしていないので問題ありません。登録してもらっても1年以上(お見合いの)紹介をしていない人もいます」

 こんな発言をしても会員からクレームが殺到しない理由がある。Repreは入会費も月会費も無料で、かかる費用は「お見合い料」「情報交換料(お見合い後、双方が継続して会うことを希望した場合に発生)」「成婚料」の3つのみ。登録しただけでは1円もかからないのだ。


第2回 『東京世話焼きおばさんの縁結び』 東京都新宿区の結婚相談所

2019年03月18日


 東京メトロの神楽坂駅。2番出口を出て、右手に新潮社の「la kagu」、左手にブックカフェ「かもめブックス」がある文化度の高い通りを2分ほど歩くと、1階にオシャレな不動産屋が入居する小さなビルが見える。その3階まで階段で登れば「東京世話焼きおばさんの縁結び(以下、世話オバ)」の事務所に到着だ。

中に入ると、ガラスをふんだんに使ったインテリアが目を引く。太陽光もたくさん入る部屋で待っていてくれたのは、小野寺優子さんと下間瑞紀さん。2人は芸術系の大学時代からの親友で、かつてはデザインオフィスを共同経営していた。現在の事務所にも下間さんが描いた絵本のような油絵が飾られている。

少子高齢化などの問題解決には「人と人との結びつきが大切」という思いからNPOとして世話オバをスタートしたのが2010年。2人の他にもお世話好きの女性たちがメンバーに加わり、月1回ペースで婚活パーティーを開催していた。手料理を振る舞うなどの手を尽くしたが、「パーティーは労多くして報われなかった」と下間さんは苦笑する。

「結局、求められているのは一人ひとりの話をちゃんと聞いていくことだと気づきました」


第1回 『三重結婚サポート 三重で結婚しよう』 三重県四日市市の結婚相談所

2019年03月17日


 三重県四日市市に来ている。国道一号線(東海道)沿いにある喫茶店「コミュニティカフェK」で待っていてくれたのは片山陽平さん。長身で柔らかな印象を受ける男性だ。この喫茶店は、片山さんが運営する「三重結婚サポート
三重で結婚しよう」の四日市事務所を兼ねている。

「ここでも婚活イベントをやっています。電車利用の方は、近鉄四日市駅からあすなろう鉄道に乗り換えて来なければならないので、『そんなに遠いならばキャンセルする』と言われてしまうこともあります。私自身の結婚ですか? まだです。結婚願望はあります。でも、収入に波があるので、もう少し安定させてからでないと自信がありません」